キーンランドC有力馬を強味と弱味で斬る!

2015年08月28日(金) 18:00


◆函館スプリントSの大敗組は狙いにくい

 キーンランドカップはどちらかというと本命党向きというか、ひねって買いにくいレースである。タニノマティーニによる大波乱はあったがそれ以外は上位人気馬が1着をとっているし、函館スプリントS→キーンランドCはコース替わりがあるにもかかわらず結果が連動しやすい。反対に言うと、函館スプリントSの大敗組は狙いにくいということでもある。

 函館スプリントSを制したのはティーハーフ。豪快な差し切り勝ちだっただけに、ローカルで再現が可能なのかという心配は残る。ただ過去のキーンランドCはけっこう差しも届いているので、よほど置かれない限りは大丈夫だろう。それでもダメだった場合は、函館スプリントSが展開だけで決着したレースということになる。  レンイングランドも前走の位置取りを考えると・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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