2015年09月04日(金) 12:00
さて少し先週を振り返りたいと思うのですが、新潟2歳ステークス、ロードクエスト強かったですね。新馬戦の内容から能力はずば抜けていると思いつつもスタートや気性に心配点があり、評価を下げてしまいましたが、初コンビとなった田辺騎手がそのあたりを十二分に把握。ユックリのスタートを想定し、急かすことなくリズムを大事にしての道中と、ロスのないコース取りと直線への出し方が実に見事でした。
またゲートで遅れたとは言え、新馬よりも進歩がありましたし、その後に急かさなかったこともあり道中の折り合いもつく内容。全てにおいて成長が見られた点も陣営にとっては嬉しい勝利となったように思います。
さて札幌で行なわれたワールドオールスタージョッキーズ2015、終わってみればモレイラ旋風でしたね。ピタッと馬に添うブレナイ騎乗フォームと、手の長さとシナヤカさが強調されての追う姿はまさに人馬一体。素晴しかったですね。
またJRAと外国人騎手+NARで分けたゼッケンでは、生粋のJRA騎手の特性がハッキリと現れるところもありましたし、小回りコースの札幌だったからこその道中の動きもあり、これまで以上に面白みをより感じられた内容だったようにも感じました。
さて今週は小倉・札幌で2歳S。そして新潟で新潟記念となります。
取材をして好印象を受けたのは新潟記念に出走の4連勝馬メドウラーク。以前よりも華奢な面がなくなり、体重に見合う体付きになってきた印象。前走初めて33秒台の上がりを使えたのも力を付けている証に思えます。担当の高野助手も、「放牧が良い夏休みになりました。いい感じで体重が増えて帰厩、そこから調教でグッと絞っていった」と。ケヅヤもピカピカで状態はスコブル良さそうです。
現時点ではマジェスティハーツ・ミュゼスルタンへの馬券を考えています。 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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