秋GIの開幕を告げるスプリンターズS、各ステップごとに有力馬を斬る!

2015年10月02日(金) 18:00


◆キーンランドC組は厳しいか

 絶対王者がいないだけに、馬券は難しい今年のスプリンターズS。人気のほうも、ある程度割れてくるのではないだろうか。

 まず最初に香港のリッチタペストリーだが、個人的にはちょっと厳しいと見ている。ドバイ(AW)やアメリカ(ダート)で結果を出すなど能力の絶対値はあるのだが、肝心の右回り芝6Fがいまひとつ。陣営が遠征・遠征で押してきているのも、地元の一線級と戦うのでは分が悪いという判断があるからではないかと思う。  最も重要なステップレースであるセントウルSはアクティブミノルが制したが、6Fで後半のほうが速いというのはいかにも展開に恵まれた印象。今回はハクサンムーンもハナにこだわってきそうだし、前走のようにはいかないのではないだろうか。ハクサンムーンも、悲願のタイトルを手にするにはそれしか選択肢はないと思う。  セントウルS2着のウリウリは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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