エイシンヒカリ、ラブリーデイら天皇賞・秋の有力馬を一挙分析!

2015年10月30日(金) 18:00


◆カレンミロティックが左右する展開

 過去10年の京都大賞典を見ると、毎日王冠組・宝塚記念組・札幌記念組が3強を形成していて、オールカマー組、京都大賞典組からはほとんど好走馬が出ていない。また、単純に前走着順の良い馬が本番でも好走する傾向が強く、大敗してきた馬が巻き返すためにはよほどの追い風が必要となる。

 毎日王冠を勝ってきたエイシンヒカリが今年の主役的存在。難しいところのある馬だけに陣営からは弱気コメントも目立つが、プロフィールとしては十分すぎるものを持っている。あとは馬が気分よくいけるか、そしてペースがどの程度のものになるか。自身が緩むラップを作れないタイプだけに、突いてくる馬がいると自分を潰すラップを踏んでしまいかねない。

 ディサイファは「札幌記念勝ち」「毎日王冠2着」とこのレースで良い要素を持っているが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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