2017年11月02日(木) 12:00
「何かが起こる」と期待した天皇賞・秋だけど、自分的には何かが起こり損ねた天皇賞・秋だった。
これは天皇賞・秋がつまらなかったという意味ではない。むしろスタートからゴールまで目の離せない展開が続き、実にエキサイティングだった。
水びたしの攻防の果ての結末は、1人気キタサンブラック、2人気サトノクラウンの叩き合い、その2頭に必死に食らいつこうとする13人気のレインボーライン。
人気馬がその実力を発揮しつつ、穴馬が1頭飛び込む。武豊とMデムーロがしのぎを削り、岩田の南蛮漬けが決まる。 個人的には1・2人気の間に13人気に割り込んでは欲しかったけれど、それはあくまでも個人的都合だ。馬場コンディションは最悪でも、レースはスリリングな天皇賞・秋だった。
という前提のもと、「起こり損ねたこと」について、来年のために記しておく。
------------------ 前日まではまだ何かが起こりそうではあったが… ------------------
天皇賞・秋。 オッズ視点では(詳細は先週のコラムにて)、
単1.0〜4.9 3頭いたら、この中から2頭以上馬券圏内 単1.0〜4.9 2頭いたら、1頭以上馬券圏内 単1.0〜4.9 1頭だったら、何かが起こる
というものだった。 そして週中の予想オッズは下記のような感じだった。
1人気 キタサンブラック 3.0 2人気 リアルスティール 5.9 3人気 サトノクラウン 7.0
だから、今年は何かが起こる! と個人的テンションは高めだった。
しかし、これはあくまでもお天道様を考慮してない予想オッズだったはずだ。新たな台風の影響で週末は雨かも? そんな予報は出てはいたけれど、菊花賞ほどの荒れ馬場にはならないだろう。っていうか2週連続の不良馬場はご勘弁! そんなムードもあったはず。自分も台風がそれることを願っていた。
だがしかし、週末になるにつれ、雨の予報オッズはぐんぐん票を伸ばし、金曜日の時点で土日に雨が降るのはほぼ確定的になった。土曜日の前日買い系のみなさまもほぼほぼ覚悟を決めたのだろう。それは馬券にも反映されていた・・・
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かしわでちょうほう
競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。
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