2018年04月04日(水) 18:02
▲牡馬クラシック戦線の主役・ダノンプレミアムを管理する中内田調教師が登場
開業5年目を迎えた中内田調教師をゲストにお迎えします。2016年にヴゼットジョリーで新潟2歳Sを制して重賞初勝利を果たすと、翌2017年にはダノンプレミアムで朝日杯FSを勝利。GIトレーナーとなり、JRA賞最高勝率調教師も獲得しました。異色な経歴、馬作りの考え方、スタッフとの接し方などなど…師が調教師になる前から深い関係にあった佑介騎手が、中内田厩舎の快進撃の秘密に迫ります。(取材・構成:不破由妃子)
佑介 先生、今日はお忙しいなか、ありがとうございます。先生が調教助手時代から数えると、お付き合いも10年近くになりますね。
中内田 そうやな。今でも覚えているけど、佑介との一番最初の接点はアドマイヤムサシ。たしか僕が橋田厩舎に入って2年目だったかな。ずっとダートを使っていたんやけど、500万クラスで頭打ちのような状態やったから、橋田先生に「一度、芝を使ってみたいんですけど」と提案をさせてもらってね。で、その芝のレースにたまたま乗ってくれたのが佑介で。
佑介 それまで橋田厩舎にはまったく乗っていなかったから、ホントにたまたまでしたよね。
中内田 そうそう。それでスコーン! と勝ってくれたんだよね。その一戦をきっかけに、橋田厩舎に顔を出すようになって、競馬でも何頭か乗るようになり、いろいろ馬の話とかをしているうちに仲良くなって。
▲取材の時に佑介騎手にサプライズバースデーケーキ!中内田師も一緒に御祝してくださいました
──ある馬の変化を目の当たりにしたのをきっかけに、佑介さんは中内田助手に弟子入りしたとか。
中内田 “弟子入り”って(苦笑)。調教で一緒に乗るようになっただけだよな。
佑介 まぁそうなんですけど(笑)。でも、「橋田厩舎の調教を手伝いたい、みーくん(※当時、佑介騎手は中内田師をこう呼んでいました)と一緒に乗りたい」と志願したのはたしかです。詳しいことは覚えてないんですけど、サザンギャラクシーに久々に乗ったときの返し馬の印象が強烈で…。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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