2018年04月25日(水) 18:02
▲佑介騎手が開業4年目にしてJRA最高勝率調教師に輝いた中内田師の強みを分析! (C)netkeiba.com
昨年、JRA賞最高勝率調教師を受賞した中内田調教師。開業4年目での受賞はまさに快挙! その秘訣を問われた中内田調教師は、「厩舎のなかでの立ち位置」について語ります。一方の佑介騎手は、中内田調教師の強みを「柔軟性と引き出しの多さ」と分析。従来の調教師像とは違う、ニュータイプのスタイルとは?! (取材・構成:不破由妃子)
佑介 昨年は、JRA賞最高勝率調教師を受賞。開業4年目での受賞ですから、快挙といってもいいですよね。
中内田 まぁ、たまたま…(苦笑)。それに、まだそれを自信に変えられる段階ではないからね。まだまだやっていかなアカンこと、クリアしなければいけない課題がたくさんあるなかで、たまたま去年はハマッたというだけ。たしかに賞をいただいたのはうれしいけれど、頑張ってくれたスタッフと、巧いこと乗ってくれたジョッキーたちのおかげだと思ってるよ。
佑介 年明けの厩舎での挨拶でも話してましたものね。「JRA賞も取ってGIも勝ったけれど、まだ若い厩舎で、ここからみんなで作り上げていかなくちゃいけない。だから、今出した結果でどうこうということではない」というようなことを。
中内田 そやね。実際、まだ足りないところがたくさんあるし、取りこぼしもあったし。
──とはいえ、最高勝率は“たまたま”取れるものではないと思います。佑介さんから見て、中内田厩舎の厩舎力、中内田先生ならではのカラーは、どういったところに感じますか?
佑介 柔軟性と引き出しの多さが一番ですね。調教師の先生は、みなさん自分の基礎となる考えや根幹を持っていると思うんですけど、中内田先生の場合、そこからはみ出しても戻そうとしないし、そもそも自分の根幹に当てはめようとしない。
中内田 言い換えれば、芯がないんかな(笑)。
佑介 いい意味でそういうことなのかもしれませんが、とにかく・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
プロフィール
中内田充正の全成績
藤岡佑介の全成績
ダノンプレミアムの全成績と掲示板
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