2024年03月27日(水) 18:01
▲四位洋文調教師と藤岡佑介騎手の対談がスタート(撮影:桂伸也)
今回の対談は、四位洋文調教師を4年3カ月ぶりにゲストにお迎えしてお送りします!
厩舎開業4年目を迎えた四位洋文調教師。「ホント、騎手っていいよな」と漏らすように調教師という仕事の大変さを実感しているといいます。そんな四位調教師の乗り役時代との違いは佑介騎手も「一番激変したと思う」と語るほど。
“騎手と調教師”という仕事の違いを視点に、四位調教師の馬との向き合い方の秘密に迫ります。
▼4年前の対談はこちら
(取材・構成=不破由妃子)
──調教師試験の合格発表直後にご出演いただいてから4年3カ月が経ちました。当時は開業に向けての思いや目指す調教師像などいろいろお話しいただいたわけですが、その際、佑介さんが「『調教師はいろいろ大変なんだよ…。お前らはいいよなぁ、乗ってるだけでさ』って言われたい(笑)。四位調教師からそう言われたときに、初めて四位さんが調教師になったことを実感できるような(笑)」とおっしゃっていたのが印象的で。
四位 ホント、騎手っていいよなって思う(笑)。だって、水曜、木曜の追い切りが終われば、あとは週末に向けて作戦を考えて、トレーニングをして…でしょ?
佑介 間違いない(笑)。
四位 調教師はさ、今週の競馬が終わったら来週の馬の入れ替えを考えなきゃいけないし、今の時期だと2歳をいつ入れるかとか、もう考えることがいっぱいだよ。まぁそういうのも楽しいんだけどね。楽しんでやってますよ。
佑介 生活もガラッと変わったでしょうね。
四位 夜は基本的に8時過ぎにはもうベッドに入るようになった。
佑介 はっや! 乗り役時代と比べての生活の激変ぶりは、たぶん四位さんが一番だと思いますよ。あとは仕事量も。
四位 そうだね。晩年は数もそんなに乗ってなかったし、調教もそれほど乗ってなかったし、夜はほぼ毎日、酒を飲んでたし。そもそも外に飲みに行く機会が激減したよ。家でもあんまり飲まないし。
佑介 長年のルーティンだったのに。
──それこそ日曜日の夜とか、外でご飯を食べながらお酒を飲んで…とかないんですか?
四位 全然飲まない。真っすぐ帰ります。で、「ちびまる子ちゃん」とか「サザエさん」とか見てる(笑)。乗り役の頃は見たことがなかったのに。
佑介 日曜日に四位さんが真っすぐ帰るなんてあり得なかったですもんね。
四位 うん。競馬のあとは、絶対に・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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