キズナ、エピファネイア、メイショウマンボなど大阪杯、ダービー卿CT分析

2014年04月02日(水) 18:00


◆大阪杯は見応えのあるレースになるので、競馬場に行く時間の余裕のある方は、ぜひとも現地観戦を

 いよいよ、大阪杯。私が担当するトレセンニュースでも、出走予定の3頭について、たくさん投稿させていただいているので「ようやく、この時が来た」って感じ。レース当日は中山競馬場でのお仕事があるため、モニター観戦となってしまいますが、きっと見応えのあるレースになるのではないでしょうか。もし、競馬場に行く時間の余裕のある方は、ぜひとも現地観戦していただければ、と思います。

【大阪杯/キズナ】

 栗東へ帰厩した際に「順調に追い切りをこなせば、11本になるね」と佐々木晶三調教師が話していましたが、その通り、2日の追い切りを含めて、11本。これだけの期間ですから、ちょっとしたことがあれば、予定本数は狂っても不思議ありませんが、それをきっちり予定通りの本数こなしたという点に、順調さが表れています。

 2週前追い切りに続いて、Cコースで単走。弾むようなフットワークで、気分よく走った時計は、6F80.3〜5F65.8〜4F51.8〜3F37.9〜1F11.9秒。まあ、このくらいは出ちゃいますよね。最終追い切りでも、テンションが上がりすぎず、ムキになるようなところがなかったことが最大の収穫でしょう。きっと、一度レースを使えば、弾む度合いがもっと凄くなるとは思いますが、現時点では、これで十分です。

キズナ

予定通りの本数こなしたという点に、順調さが表れているキズナ(4月2日撮影)

【大阪杯/エピファネイア】

 菊花賞時から、併せ馬を行わず、単走での追い切りで本数を積み重ねるようになっており、今回も全く同じ。しかも、終始馬なりの追い切りに徹するという、折り合い重視に思える追い切り内容です。3月19日の追い切りこそ、Cコースで6F時計が速くなりましたが、それ以降はセーブ気味の内容。

 最終追い切りも、Cコースを単走で、テンをゆっくり走る追い切り。とにかく、折り合って走れることが、本馬にとって、最大のポイントなのかも知れません。最後の1Fは・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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