22222…ウインバリアシオン、もう2はいらない

2014年06月19日(木) 18:00


◆“ご機嫌”だったウインバリアシオンの調教

「偶然は必然」とも言いますが、またまた!これほど偶然が重なるとうーんとうなってしまいます。

 何が?って、ウインバリアシオンのまわりにある数字の数々。まず、宝塚記念のファン投票はGI馬たちを差し置いての2位。これはありがたいことなのですが…。宝塚記念の調教ゼッケンは「2」、さらに隣の馬房でデビューを控えて調教中のレントラーの調教ゼッケンは「222」。なんだか、これでもか!というくらい、バリさんのまわりに「2」が並んでいます。オルフェーヴルの「2」着は確かに定位置でしたけど…。もう、オルフェは引退したのになぁ……。

トレセン密着

「2」が並ぶ調教ゼッケン

 どんだけ「2」が好きなん!?思わず、そう言いたくなります(苦笑)。それはさておき、当のバリさんはあいかわらずのマイペース。週を追うごとに体のパーツパーツがブラッシュアップされていくように、よくなっています。

「最近は首筋に銭型が出てきたね。あばらもきれいに浮いているし、来週もうひと追いされたら、もっと体が締まってくるはず」と竹邑厩務員。首筋に銭型があらわれるのは、バリさんが調子がいい証拠だそうですよ。さらに、肩から腹にかけてのラインにもうっすらと銭型が見えてきています。来週になったら、もっとくっきりするんじゃないでしょうか。

トレセン密着

ウインバリアシオン

 ちなみに調教パートナーの中山助手によれば、今週の追い切りは“ご機嫌”だったとのこと。調子がいいから、体も動くし、自然とタイムも出るのでしょう。来週は岩田騎手が手綱をとって追い切る予定になっています。

 もう、2着はいらない。

「GIを勝ってないバリアシオンに沢山の投票頂いたのでそれに応えたいです」(中山助手)。

 ゴールドシップ、ジェンティルドンナをはじめ、相手は強いですが、今のバリさんならやってくれる。そんな雰囲気は確かにあるのです。

 ゴールドシップの須貝厩舎からは宝塚記念当日、サージェントバッジという2歳馬がデビューします。父はステイゴールド。これがまた利発そうな顔をしていて、走りそうな雰囲気にあふれているんです。

「まだ体はゆるいですが、いいキャンターをしますね。まだ大人しいですが、賢そう」と担当の遠藤助手。彼の眼からは頭のよさをかんじるんですが、これが今度どういう方向に向いていくんでしょうか。

 お父さんはステイは頭が良すぎて陣営は勝たせるのにずいぶん苦労していましたしね。29日の阪神芝1800m戦、浜中騎手が手綱をとる予定。察するに初戦からというタイプでもなさそうですが、逆にこれで初戦から勝つようならかなりの大物!と期待がふくらみます。

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サージェントバッジ

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花岡貴子

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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