最終週の小倉の馬場で評価さらに上昇のゼンノイザナギ/吉田竜作マル秘週報

2014年09月03日(水) 18:00


◆開催最終週の荒れた馬場ならデビュー前の「ダート馬」の特徴が最大限に生かせるだろう

 先週の新潟2歳Sはブリクストの5着が関西馬の最高着順。ちょっと前に「関東馬の反攻」をこのコーナーで予告したが、もう結果となって表れた? 特に敗れたとはいえ、2着アヴニールマルシェのレースぶりは衝撃的だった。あれだけ外を回しながら、勝ったミュゼスルタンとはハナ差。上がり3ハロン33秒0も秀逸な数字。昨年上位のハープスター、イスラボニータのようにクラシックまで進撃してしまうかも。

 一方で「昨年のピークトラム(3着)よりも自信がある」と橋口調教師が送り出したナヴィオンは6着。記者の◎ヒルノマレットはいいところなしの10着。関西の陣営は「これまでと同じではアカン」と感じたことだろう。これが刺激となり、さらに東西でしのぎを削ればもっと日本の馬のレベルも上がるはずだ。

 夏の小倉開催を締めくくる小倉2歳Sは、地理的にも関西馬が主役。しかし、今年の小倉は雨の影響が大きく芝の新馬勝ちタイムは軒並み低調だ。地元の新馬戦V馬有利が2歳重賞の鉄則だが、今年は他場での勝ち上がり組、また未勝利勝ち組(抽選対象)からも目が離せない。

 当欄が推すのは、まずゼンノイザナギ。デビュー前は・・・

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