クラシック候補に名乗りを上げるのはどの馬か!! アルテミスS(GIII)

2014年10月27日(月) 18:00


 今年で3回目を迎えるアルテミスS。ここには新馬戦を強い内容で勝ったシャルールやアールブリュット、札幌2歳Sで牡馬相手に健闘したレッツゴードンキなどがエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■11/1(土) アルテミスS(2歳・牝・GIII・東京芝1600m)

 シャルール(牝2、栗東・松永幹夫厩舎)は新馬戦で6番人気とそれほど支持を集めていなかったものの、4コーナーで馬群の一番外を回りながら先頭に立ち、あとは後続を突き放す一方で6馬身差の圧勝を決めた。時計も同日に行われたコスモス賞より速く、その能力の高さが窺える。ここでも有力候補となるだろう。

 レッツゴードンキ(牝2、栗東・梅田智之厩舎)は新馬戦を快勝したあとに挑んだ札幌2歳Sで3着に入線。牡馬相手の重賞で出遅れの巻き返しに脚を使いながらも、直線で一旦は差し切るかというところを見せた。牝馬同士の争いとなる今回は勝ち負けまで期待したい。

 アールブリュット(牝2、美浦・戸田博文厩舎)は新馬戦で出遅れ、直線入り口でもまだ後方4番手にいたものの、そこから一気に差し切って勝利を手にした。6月以来のレース、距離延長といった懸念はあるが、このメンバー相手でも上位争いが期待できる素材。

 その他、新馬戦で逃げ馬に一旦突き放されながらも差し切った良血馬フローレスダンサー(牝2、栗東・松田博資厩舎)、野路菊Sで2着に入ったシングウィズジョイ(牝2、栗東・友道康夫厩舎)、既に2勝を挙げているトーセンラーク(牝2、美浦・菅原泰夫厩舎)、休み明けを一叩きしたディープインパクト産駒テンダリーヴォイス(牝2、美浦・萩原清厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】

人気…1人気は[10-4-7-8]勝率34.5%、連対率48.3%、複勝率72.4%と非常に優秀だが、ただいま4連敗中。2人気[5-9-2-13]、3人気[5-4-6-14]はともに複勝率が50%を越えている。

脚質…4角先頭は[2-4-1-22]複勝率24.1%と同コースで先週行われた古馬重賞の富士Sと比べると馬券になっている。さらにその中でも4角先頭の1、2人気馬は[2-3-1-1]と馬券圏外に負けたのは1頭だけ。2〜3番手は[9-9-10-50]複勝率35.9%と優秀。10番手以降は[6-4-3-96]連対率9.2%、複勝率11.9%とやはり後方一気は厳しい。

前走距離…1800m組が[9-7-7-36]連対率27.1%、複勝率39.0%と最も優秀。次いで1600m組の[14-14-14-112]連対率18.2%、複勝率27.3%が続く。前走1200m組は[1-0-2-40]と連対率2.3%、複勝率7.0%と殆ど馬券になっておらず、1400m組も[4-7-3-77]複勝率15.4%と頭数が多い割に結果が残せていない。

◆シャルール

・陣営コメント/松永幹調教師

「前走(新馬戦1着)は、見ている方も驚くぐらい強い勝ち方。レース後・・・

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