トーホウジャッカルとダブって見えるマーティンボロ/トレセン発秘話

2014年10月31日(金) 18:00


◆まだまだ伸びシロがある魅力

 競馬記者になったばかりのころに取材で聞いた新鮮な言葉はよく覚えているものだ。栗東に来てまだ間もない時に前週の競馬で直線で前が詰まって負けた馬のことを当時、安田伊厩舎で騎手をしていた安田康に聞いたところ「詰まって負けるなんてのは脚がないから。脚が残っていたら、狭いスペースでも割って伸びてくるものだ」と言われ、「へぇ〜、そんなものなのか」と妙に納得したことがある。

 その後、いろんなレースを見てきて確かに、その通りと実感できた。たとえ前が詰まって追えない馬がいても、わずかなスペースができた時、それを割って出てこれないようでは、馬群がバラけてからも大した伸び脚を見せることは、まずない。

 物議を醸した新潟記念のマーティンボロ。多数の馬の進路を妨害したローウィラーの騎乗は決して褒められたものではないが・・・

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東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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