組み合わせ数の少ない今週のWIN5をどう狙うか!?

2014年12月06日(土) 20:00


 今週から4回中山、5回阪神、4回中京の開催がスタート。4回中京が終了する12月21日までは、原則として発走時刻が中山→中京→阪神の順となります。ただし、現時点で発表されている12月7日、12月14日、12月21日のWIN5は、いずれも中山10R、阪神10R、中山11R、中京11R、阪神11Rの5鞍が対象。中山10Rよりも後に発走する中京10Rは(現在のところ)WIN5対象レースとなっておりませんので、お間違えのないようご注意ください。

 明日12月7日のWIN5は総出走頭数が65頭、総組み合わせ数が31万5392通り(土曜16時現在)。多頭数の回が多かった先月とは対照的に、歴代でもかなり少ない部類の総組み合わせ数となりました。的中させやすくなったのは確かですが、極端な低額配当決着となる可能性もそれだけ上がっているので、上位人気馬ばかりの組番を押さえ過ぎないよう心掛けたいところです。また、明日12月7日に関しては1レース目(8頭立て)と5レース目(11頭立て)が比較的少ない頭数になったのもポイント。1レース目は「いきなりの不的中を避けたい」という心理から人気薄にも票が入りがちですし、5レース目は(4レース目を突破してから)単勝で保険を掛けることもできますから、どちらも可能な限り絞るのがセオリーと言えます。もちろん、必ずしもこれに従う必要はありませんが、少なくとも予想をスタートさせる段階では意識しておくべきでしょう。

◆チャンピオンズCではインカンテーションを評価

 1レース目は3歳以上1600万下の市川S(中山10R)。前走で2着に好走しているマンボネフューとダノンジェラートが人気を集めそうです。

 2レース目は3歳以上1600万下の堺S(阪神10R)。こちらはグレイスフルリープ、グレナディアーズらが上位人気グループを形成すると思います。

 3レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のターコイズS(中山11R)。今年に入ってからオープンクラスのレースで3着以内となった馬がいませんし、支持は割れるでしょう。

 4レース目は3歳以上GIのチャンピオンズC(中京11R)。土曜16時の時点ではコパノリッキーが1番人気に支持されており、ホッコータルマエ、ローマンレジェンド、インカンテーションらが続いていました。

 5レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のタンザナイトS(阪神11R)。比較の難しいメンバー構成ですが、サトノルパンあたりが人気の中心となりそうです。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年12月7日版]

1位 阪神11R 7.オリービン
2位 中山10R 6.ダノンジェラート
3位 阪神10R 11.グレナディアーズ
4位 中京11R 15.インカンテーション
5位 中山11R 8.チャーチクワイア
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山11R 2.メイショウスザンナ
7位 中山11R 6.ミナレット
8位 中山11R 4.マーブルカテドラル
9位 中京11R 12.ローマンレジェンド
10位 中京11R 14.コパノリッキー
【以上すべての馬を買うと12点買い】

11位 中京11R 6.グレープブランデー
12位 阪神10R 4.グレイスフルリープ
13位 中山10R 4.マンボネフュー
14位 阪神11R 5.バクシンテイオー
【以上すべての馬を買うと128点買い】

15位 中山11R 12.レイカーラ
16位 中山11R 5.クラウンロゼ
17位 中京11R 8.ホッコータルマエ
18位 中京11R 1.インペラティヴ
19位 阪神11R 9.マイネルディアベル
20位 阪神11R 11.ニシノビークイック
21位 阪神11R 6.サトノルパン
22位 阪神10R 12.メイショウイチオシ
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

23位 阪神10R 16.シュテルングランツ
24位 阪神10R 3.カーティスバローズ
25位 阪神10R 8.キクノソル
26位 中山10R 1.ペイシャフェリス
27位 中山10R 2.リヴェレンテ
【以上すべての馬を買うと4320点買い】

 絞り込みたいのはやはり阪神11RのタンザナイトS。今年の5回阪神芝(12月6日終了時点)は、前走がJRAのレース、かつその前走で出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬が[0-1-1-13]と勝ち切れていません。これなら菱田裕二騎手に乗り替わるオリービンを信頼したいところ。コンビ実績のないジョッキーが騎乗していた前走は度外視できますし、コース替わりもプラスでしょう。

 もうひとつ絞り込むなら中山10Rの市川S。昨年の5回中山芝1600m外は、3歳以上のレースに限ると、同年、かつJRA、かつ芝1600mのレースで4着以内となった経験のない馬が[0-0-2-18]と苦戦していました。今開催も現在のところ同様なので、このメンバー構成ならダノンジェラートを重視すべきだと思います。その分、中京11RのチャンピオンズCなどはやや手広く押さえるつもりです。

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

関連情報

新着コラム

コラムを探す