2015年02月20日(金) 12:00
札幌記念で状態が良くない中での圧勝劇もあっただけに、どのような状況であろうとも力を出しきれるのがハープスターと思っていただけに今回の内容には正直「?」でした。
しかしその一方で年齢と共に気になっていた点が個人的には3つあります。
その1つは、体のラインがマイラーになってきた感じにも見受けられる点。年齢と共に距離適性がハッキリとあらわれてきているのかも…?
2つ目は父ディープインパクトもそうでしたが、馬が好きなゆえ馬群に入ると一緒になって走る傾向があるようにも…?
そして最後3つ目は内にモタレテいたように、もともと左のツメがネックだった経緯からも、左右のバランスが年齢と共に少しずつ変化してきているのかも…?
もちろん全ては私の妄想なので本当の理由は分かりませんが、次走のドバイでの走りで今回の敗因の謎が少しは見えてくるようにも。それだけにドバイでの走りには注目だと感じます。
一方のキズナは9ヶ月半の休み明けの中、道中見事な折り合いをつけ最後も一瞬伸びかける内容。骨折明けの長期ブランクを考えると素晴しいと思える一方、武豊騎手のレース直後の厳しい表情が気になるところも…。
それだけにこちらもひと叩きされての次走・大阪杯での走りが重要となりそうです。
そして勝ったラブリーデイは、戸崎騎手巧すぎる騎乗でしたね。あの馬を2番手で折り合いをつけて乗るのですからお見事の一言。また4歳馬のスズカデヴィアスもまだまだ成長過程の中でのこの走りに、今後が楽しみになる内容でした。
さて今週はフェブラリーS。
注目はワイドバッハ。前半はこの馬のリズムで走らなければならない為、展開に左右されますが、最後の脚は堅実ですし、力を付けていると思います。
担当の浅井助手も、「今までの中で体は1番良いと思う」と太鼓判。軸に考えたいと思います。
そして相手には多めにはなりますが、やはり自分の形に持ち込めれば強いコパノリッキー、レース振りが上手なサンビスタ、当日大幅なマイナス体重でなければキョウワダッフィー、ベスト舞台のアドマイヤロイヤル、そして近走の中では1番良い頃の状態に近いと感じるグレープブランデーまで。
それでは皆さん、当日は是非とも東京競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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