関東陣営の誇り、使命感…今年こそ“図式”変わる/トレセン発秘話

2015年03月12日(木) 18:00


◆今年は2歳GIだけでは終わらない

 ダノンプラチナがGI朝日杯FSを制した翌週のこと。管理する国枝栄調教師に祝辞を述べてから「阪神JFのショウナンアデラに続いて2歳王者が関東から誕生。西高東低の図式も少し変化が期待できるのでは」と続けると、理論派トレーナーは苦々しい表情で即座にこれを否定した。

「確かに牝馬のチャンピオンが東から出るケースは少ないが、朝日杯は関東馬が4年連続の勝利。格別な出来事ではないし、実際にこの3年で何か変わった? 最終的に関西馬が“持っていく”図式は一緒だろ。もともと東と西ではパイの大きさが違う。走る馬が1頭出たくらいじゃ、根本的な解決にはならないよ」

 これを聞いた時は“言われてみれば確かに”と短絡的な自分の発想にガッカリしたのだが…。年が明けて競馬が進むにつれ、冒頭の予感があながち的外れではないと思うようになってきた。

 今年はここまで3歳重賞が9鞍行われ・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

関連情報

新着コラム

コラムを探す