コパノリチャード、ミッキーアイル、サウンズオブアースなど高松宮記念、日経賞の調教分析

2015年03月25日(水) 18:00


高松宮記念に出走する注目馬のGIに向けた最終追い切りを分析!

 今週に入って、全国的に冬が逆戻り。栗東もかなり寒くなりました。24日、25日とも調教時間中に小雪がちらつくような場面があり、自転車に乗るのに、手袋がないと手が凍えてしまうような状況。しかし、今週は高松宮記念ということで、GIに向けた最終追い切りで賑わっていましたし、来週の大阪杯を予定しているキズナも追い切り。席に座って調教を見させていただく身としては、外の寒さも気にならないくらい、ホットに忙しくさせてもらいました。

 ただ、アンバルブライベン、ハクサンムーンの「逃げ対決」をすると思われる2頭が26日の最終追い切り。前者はシルクロードS時に木曜追いで結果が出ていますし、後者に関しても「前回が土曜日の競馬で、水曜追い切って、木曜運動だけでうまく調整できたので、競馬までの間隔を重視して今回は木曜追いに」と西園正都調教師。明日の追い切りも楽しみですね。

【高松宮記念/コパノリチャード】

 昨年の覇者ですが、同じローテーションで出走ということで、昨年は勝った阪急杯を今年は6着に敗れており、そのあたりの敗因について、はっきりしないところ(不良馬場を敗因にはできない)です。ただ、25日の最終追い切りを見るかぎり、先週の雰囲気から一変している、そんな印象を受けました。

 テンから行きたがった先週に対して、今週はじっと我慢。その分、終いが弾けた形で、4F52.1秒、3F37.6秒、2F24.5秒、1F12.1秒と非常にきれいな加速ラップが踏めました。決して時計を要する馬場ではありませんでしたが、それよりも・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

関連情報

新着コラム

コラムを探す