皐月賞に“出てこなかった”2頭の逆襲に注目/吉田竜作マル秘週報

2015年04月15日(水) 18:00


◆松田博師「この馬が本当に良くなるのは、もっと先。来年俺が引退してから走ってくれればいいんだ」

 牡馬クラシック第1弾・皐月賞は、まさかのフルゲート割れが確定的になった。「今年の牡馬クラシックの賞金ボーダーは例年以上に高い」と強調してきた当コラムとしてはバツが悪いのだが、一応の言い訳をしておくと、事前にエージェントや専門紙記者などを使ってリサーチした上で「今の賞金では登録しても出走できない」と判断したキュウ舎が多かったため起きた現象のようだ。

 惜しいと感じずにはいられないのがポルトドートウィユ。若葉S4着後に放牧に出てしまったが、そのまま在キュウしていれば…。桜花賞を取り消した母ポルトフィーノもそうだが、どうもこの一族は春のクラシックに縁のないイメージが強い。フィジカル面というよりも、「血」がそうさせてしまうのではないかとまで考えてしまう。

 一方、「ラストクラシック」となる松田博キュウ舎は、牝馬も牡馬も第1弾は見送ることになったものの・・・

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