ダービートライアルの青葉賞。今年はこれといった実績馬は少ないが、距離適性の高い馬が顔を揃えた。中でも注目は良血馬レーヴミストラル。ここ2戦の破壊力には目を見張るものがあり、今回も直線で弾けて日本ダービーに駒を進める事ができるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■5/2(土)　青葉賞(3歳・GII・東京芝2400m)

　レーヴミストラル(牡3、栗東・松田博資厩舎)は、前走のアザレア賞で最後方から直線一気を決めた。非常に強い内容で、良血の潜在能力が開花してきたようだ。東京コースで更にその破壊力が生きるだろう

　ブラックバゴ(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)はホープフルSで3着、京成杯で2着と重賞で連続好走。相手が強力だった前走のスプリングSは6着に終わったが、今回のメンバーなら力上位で、東京コースでも勝ち鞍がある。上位争いできるだろう。

　ティルナノーグ(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)は新馬戦から2連勝した後の成績が振るわないが、能力は高いはず。気性面で難しいところがあるが、間隔をとったことで落ち着きが出ていれば巻き返せても良い。

　その他、同コースのゆりかもめ賞を勝っているヴェラヴァルスター(牡3、美浦・木村哲也厩舎)、ゆりかもめ賞2着で前走を完勝しているタンタアレグリア(牡3、美浦・国枝栄厩舎)、東京コースで更に切れ味が生きそうなレッドライジェル(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)辺りも上位争いの候補。発走は15時45分。

【データ分析】

人気(過去10回)…1番人気は[5-1-1-3]勝率50.0%、複勝率70.0%と高い勝率を誇る。2〜5番人気が[2-3-5-30]複勝率25.0%、複勝回収率56%と少し頼りなく、6〜10番人気が[3-5-3-39]複勝率22.0%、複勝回収率118%と好調。11番人気以下の馬は[0-1-1-73]複勝率2.7%、複勝回収率52%とあまり期待はできない。

前走距離(過去10回)…前走2200mのレースを走った馬が[3-5-3-21]複勝率34.4%、複勝回収率199%と人気馬・人気薄ともによく走る。特に近3年で馬券になった9頭のうち8頭が前走2200mとほぼ独占状態。残る1頭は12年単勝オッズ2.1倍のダントツ1番人気で1着のフェノーメノとなっており、前走2200m組に明らかに抜けた人気馬を加えた馬券の買い方がおすすめ。

種牡馬(過去10回)…父がサンデーサイレンス系の馬が[7-6-9-62]複勝率26.2%、複勝回収率91%と馬券圏内の多くを占めている。その中でも前走の上がり3Fが3位以内だった馬は[4-4-7-32]複勝率31.9%、複勝回収率127%と、東京の長い直線でキレを活かせる馬を探したい。特に直線のスピード勝負に強いディープインパクト産駒が前走2200mからのローテーションで臨んだ場合[1-2-2-1]複勝率83.3%、単勝回収率410%、複勝回収率371%と人気にかかわらず好走しており、そのパターンに該当する馬がいれば絶対に狙いたいところ。

◆レーヴミストラル

・陣営コメント/松田博調教師

「前走(アザレア賞1着)は期待通りしっかりと勝ち切ってくれました。レース後も特に変わりなく順調に来ているし、休み明けを使って良くなっていると思います。1週前も終いしっかり伸ばしていい動きでした。ここで・・・