明日5月31日のWIN5は総出走頭数が86頭、総組み合わせ数が149万8176通り（土曜16時現在）。このまま出走取消などがなければ、2011年10月30日の141万48通り（総出走頭数は85頭）を上回る歴代最多の総組み合わせ数となります。

　3連複（最大816通り）よりも3連単（最大4896通り）の方が平均配当は高いのと同じ理屈で、総組み合わせ数が多ければ多いほど低額配当決着となる可能性は小さくなるもの。実際、歴代20位以内の総組み合わせ数となった回のうち、100万円未満の配当で決着したのは2回だけです。一方、半数近くにあたる9回は1000万円を超える高額配当決着。今回も上位人気馬ばかりの組番で決着する可能性は低いと見るべきでしょう。

　なお、ダービーデイの明日はレース番号や発走時刻が通常と異なり、WIN5も青嵐賞(東京8R)からスタートします。発売締切時刻は14時ちょうど（JRAダイレクトは13時55分）となる予定ですので、お買い逃しのないようご注意ください。

◆ダービーはやはり二強を

　1レース目は4歳以上1000万下の青嵐賞(東京8R)。4歳のシュンドルボン、ルミナスウォリアー、レオニーズ、実績上位のレッドルーラーあたりが上位人気グループを形成しそうです。

　2レース目は4歳以上1600万下の東大路S(京都9R)。戦績に安定感のあるショウナンアポロン、メイショウソラーレらが注目を集めるでしょう。

　3レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走のむらさき賞(東京9R)。重賞で善戦した経験のあるアトム、ピオネロあたりが上位人気に支持されると思います。

　4レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の安土城S(京都10R)。重賞ウイナーのウリウリが人気の中心となりそうです。

　5レース目は3歳GIの東京優駿(東京10R)。土曜16時の時点ではドゥラメンテ、リアルスティールの支持が抜けており、やや離れてサトノクラウンが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2015年05月31日版]

1位 京都9R 10.ショウナンアポロン
2位 東京10R 13.リアルスティール
3位 東京8R 4.レオニーズ
4位 京都10R 8.ウリウリ
5位 東京9R 9.アトム
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 東京9R 5.ピオネロ
7位 東京9R 1.ハドソンヤード
8位 東京9R 2.オコレマルーナ
9位 東京9R 3.マイネオーラム
10位 京都10R 10.プリムラブルガリス
【以上すべての馬を買うと10点買い】

11位 京都10R 1.ホウライアキコ
12位 京都10R 4.タマモトッププレイ
13位 東京10R 14.ドゥラメンテ
14位 東京8R 5.シュンドルボン
15位 京都9R 16.フェリーチェレガロ
【以上すべての馬を買うと160点買い】

16位 東京8R 3.リノリオ
17位 東京10R 11.サトノクラウン
18位 東京9R 4.カナロア
19位 東京9R 14.ベストドリーム
20位 京都10R 6.ウイングザムーン
21位 京都10R 7.メイショウヤタロウ
22位 東京8R 6.グランドサッシュ
【以上すべての馬を買うと1008点買い】

23位 東京8R 8.レッドルーラー
24位 東京10R 7.レーヴミストラル
25位 京都9R 9.ルファルシオン
26位 京都9R 6.セイスコーピオン
27位 京都9R 12.メイショウソラーレ
【以上すべての馬を買うと4200点買い】

　手を広げたいのは4レース目の安土城S(京都10R)。この時期に施行された京都芝1400ｍ外、かつ古馬のオープン特別（2011年のテレビ愛知オープン、2012年、2014年の安土城ステークス、2013年のディープインパクトカップ）は、6歳以上の馬が[1-0-0-27]と安定感を欠いています。また、今年の3回京都芝1400ｍ外（5月30日終了時点）は、6〜8枠の馬が[0-1-0-25]と勝ち切れていません。ウリウリが最有力候補ではあるものの、若いホウライアキコ、プリムラブルガリス、好枠を活かせそうなタマモトッププレイあたりにも期待したいところです。

　思い切って絞り込むなら2レース目の東大路S(京都9R)。今年の3回京都ダ1800ｍ（5月30日終了時点）は、1000万下から上のクラスのレースに限ると、前走がダートのレース、かつ前走の4コーナーを5番手以下で通過した馬が[0-1-2-25]と苦戦していました。これなら藤田伸二騎手とショウナンアポロンのコンビを信頼して良さそう。このメンバー構成ならスムーズにレースを進められるでしょう。また、5レース目の東京優駿(東京10R)も、近年のレース傾向からドゥラメンテ、リアルスティールの2頭を素直に重視すべきではないかと思います。