「スッと動ける体になってきた」サトノアラジン

　今週の栗東トレセンはチラ・ホラと空き馬房が見られ、いよいよ夏競馬が始まるのだなぁ〜という雰囲気。

　考えてみれば、もう来週には函館が開幕するわけですから、本当に時が経つのは早いですね。

　そして再来週には上半期のG1を締めくくる宝塚記念。今週、横山典弘騎手がゴールドシップの追いきりに栗東に足を運ばれていましたが、考えてみれば初コンビを組んだのが昨年の宝塚記念ですから、ちょうど1年。

　なんだか凱旋門賞がはるか遠い昔のように感じるのですから、本当に不思議…。

　さてそのゴールドシップですが、ダービー週の金曜日に行われたゲート再審査の影響はない様子。安心しました。

　来週も横山騎手を背に、コースで追いきられる様子。今年はそうそうたるメンバーが顔を揃える1戦となるだけに、どの馬も無事に調整を行なっていってほしいと願うばかりです。

　さて話は変わり、先週の安田記念も堀厩舎ということになりましたね。

　レース直後の検量室では、よくあることなのですが口から血がでていたということで堀調教師は直にその点と脚元を確認し、ガーゼで縛ってあった舌をすぐさま解放させてあげていました。調教師でありながら馬の1番近くにいる担当者と同じ目線でいるようにも思え、こういったところが活躍馬を輩出し勝利数をおさめる要因にも思えました。

　さぁそして今週の東京ではエプソムカップが行われますね。

　取材でビックリしたのがサトノアラジンの体型。

　昔はマルタのような胴をしていたアラジンがスッキリとし、まるで別馬。担当する山元助手も、「違うでしょ(笑)。まだまだ成長途上ではあるけど、トモの甘さや大型馬ゆえのダラダラ感がなくなってきてスッと動ける体になってきた」と嬉しそうな表情。

　ここにきて競馬のスタイルが確立されてきていますし、前走以上に状態も良さそう。

　人気を分けるエイシンヒカリと対照的な競馬振りなだけに面白みある1戦となりそう。

　それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。