どこまで続く堀厩舎の快進撃/トレセン発秘話

2015年06月12日(金) 18:00


◆偉業に並べるか

 今や時代は「堀」である。ダービー、安田記念とGIを連勝し、今年すでに海外も含め重賞7勝。もちろん勝ち鞍28もトップであり、連対率は実に3割7分以上というのだから恐れ入る。とりあえず堀厩舎の馬が出ていたら、その馬番は自動的にマークカードに塗っておかなくてはいけないレベルだ。

 快進撃が続く堀厩舎は目下10週連続で勝利を挙げており、今週勝てば2007年に中村調教師が記録した11週の最多連続週勝利記録(競走体系が大幅に刷新された1984年以降)に並ぶことになる。

「えっ? 堀はそんなに勝っているのか? 俺の記録が抜かされてしまうじゃないか」と動揺を隠し切れないのは“ベルト保持者”の中村調教師。07年の11週連続勝利の記録は当時20馬房で達成したのだから、とてつもなくすごい偉業である。

「その年の終わりにグリーンチャンネルで一年を振り返る番組をやっていてな。10大ニュースの中の7位ぐらいに俺の記録が入っていたんだ。女性の司会者が『これってすごいんですか?』って言ったら、解説の根本調教師が・・・

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東京スポーツ

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