ベガから約20年…調教師生活の最後の年に、松田博師とアルーリングハート運命の出会い/吉田竜作マル秘週報

2015年06月24日(水) 18:00


◆松田博調教師「『無事にデビューできそうになったら預かってください』と言われていた馬なんだ」

 なかなかの好メンバーが揃いそうなのが3回中京2日目(7月5日)の芝1400メートル(牝)新馬戦。フラガラッハの半妹エスティタート(父ドリームジャーニー、母スキッフル・松永幹)とイイデシロ(父ファルブラヴ、母イイデサンドラ・北出)が一歩リードと見ていたが、ここに松田博キュウ舎のリーチザハイツ(父ディープインパクト、母ドバウィハイツ)が殴りこんでくるかもしれないのだ。正式には今週の追い切りを見て決断することになるが、「栗東に来てからもずっとおとなしいのがいいところだな」と松田博調教師も好感触。その動向に注目してほしい。

 実は今週の本題はここから。先日、その松田博キュウ舎に新たに1頭の牝馬が入キュウした。アルーリングハートだ。父はダイワメジャー、母は小倉2歳S、ファンタジーSと重賞を2勝したアルーリングボイス。この母だけでなく、弟妹、近親まで堅実に走る血統として競馬ファンによく知られているが、この血統のもう一つの特徴が愛馬会(社台RH、サンデーレーシング)の募集馬が多い点。堅実駆けで値段がつけやすい安心感がこうした傾向になっているのだろう。アルーリングハートの半姉クリーミーボイス(父キングカメハメハ)も社台RHで募集された馬だった。

 しかし、アルーリングハートは吉田和子オーナー。「オッ」と思った方は・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして競馬評論家・井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

関連情報

新着コラム

コラムを探す