夏開催の間にすることは

2015年07月04日(土) 12:00


新潟最終週まで“出張放送”

 まずは宝塚記念のゴールドシップについて。あれは何とも仕方ないことだったのではありませんか。あのタイミングでゲートを開けたことに関しては批判的な意見もあるでしょうが、それじゃあもう少し待てば馬が落ち着いてくれたかどうか…。

 横山典騎手が言うように、ああいうクセを持ちあわせたものがあの馬の個性なんでしょうし、あれもひっくるめて競馬なわけですよ。でも、どうしてゴールドシップはあんなふうになっちゃったんでしょうね。みなさん同様、今後レースに出てきたときの扱い(もちろん馬券での)がさらに難しくなってしまいました。

 さて、今週から福島競馬が開幕。今年もわれわれ「ウイニング競馬」のスタッフは、新潟最終週までの間、“出張放送”に励むことになります。

 新潟の夏開催が以前より2週短くなったために、この間に現地で何をするかは、しっかり計画を練っておかないといけなくなりました。「何を」って、当然ながら(?)食べることと温泉に浸かることですよ。

 とりあえず福島の4週間は例年通りですので、だいたい決まっています。お気に入りの居酒屋、おでん屋、餃子の店、米沢牛の焼肉屋(吉沢宗一さん=米沢出身の御用達です)を巡り、飯坂温泉で唯一(?)掛け流しの風呂がある某温泉旅館で立ち寄り湯を楽しませてもらう予定です。

 それに今年は、ただいま進行中のとある調べ事(競馬ネタ)のために、福島県立図書館にも行ってみようと思います。東京の国会図書館へ行けばだいたいの資料はあるのですが、それでも各地の図書館には、そこにしかない貴重な資料があったりしますからね。

 問題はその後の新潟。実は、去年まで毎年必ずお邪魔してきた馴染みのお寿司屋さんが、後継者不足を理由に今年初めに店じまいしちゃったんです。なので、その代わりの店を探さなきゃいけません(そんな義務はないんですが…)。それから、新潟名物の鶏の半身揚げや超濃厚味噌ラーメン、もち豚のしゃぶしゃぶ、知る人ぞ知る新発田のオッチャホイも食べたいし、岩室、田上、月岡などの温泉にも浸かりたいし、とにかく6週間では足りないくらい。去年は10週間にわたって新潟出張があったので、今年は余計に短く感じるでしょうね。

 まぁとにかく、食べ過ぎ、飲み過ぎ、湯あたり、夏バテに注意して、9月第1週までの夏競馬を乗り切りたいと思っております。

 さて、最後はお知らせです。6日(月)午後6時から新橋Gate.Jで「第5回ばんえい競馬教室」を開催。今回は、競馬ブックばんえい版の本紙・定政紀宏記者をゲストにお迎えします。7日(火)午後7時半からは渋谷の楽天カフェでジャパンダートダービーの予想トークショウ。この模様はツイートキャスティングで配信されるそうです。どちらもお楽しみに!

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

関連情報

新着コラム

コラムを探す