プロキオンS出走各馬をレース傾向から一挙分析!

2015年07月10日(金) 18:00


◆基本的にはオープン特別組が主役

 プロキオンSは中京に移ってから4回目。施行場や施行時期が違う時期から、基本的にはオープン特別組が主役になってきたレース。前走オープン特別を人気サイドで好走してきた馬がそのまま重賞のここでも通用するケースが多く、一方でオープン特別を大敗してきた馬がいきなり走って穴にもなってきた。後者の場合、過去に重賞好走歴があるなどヒントのある馬を選ぶとよい。前走重賞組については前走好走馬・今回人気馬が素直に走る傾向があり、穴選びには向かない。

 人気はエアハリファベストウォーリアあたりだろうか。エアハリファは堅実な馬なので大崩れはなさそう。ただ前走は完全な差し・差し決着で展開がむいた面もある。重賞を勝って斤量も1キロ重くなったし、今回は近況好調馬が多い一戦。敢えて2,3着までで狙ってみるという手もある。

 ベストウォーリアは昨年の覇者だが、本当のベストはマイルだろう。GIを勝って斤量が59キロとなっていることを考えると、昨年の再現はそう簡単ではない。こちらは惜敗シナリオに加え、惜しいところで馬券圏内に届かないような結果も想定しておきたい。

 レッドアルヴィスは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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