隠れた実力馬に期待/中京記念

2015年07月25日(土) 18:00


あえて傾向らしきものを挙げれば…

 施行時期が変化すれば、レース名は同じでも競走の持つ性質は大きく変わる。中京記念は再三施行シーズンが移動したうえ、2012年からは距離1600mに衣替えした。

 春の安田記念、ヴィクトリアマイルなどで物足りなかったグループが参戦するようになり、レースのランクは上がったが、時期が時期だから、「七夕賞」や「函館記念」と通じるところも大きい。いかにもローカルのハンデ重賞らしく、1600mになってから3回の連対馬は「5,6,5,13,7,11」番人気の伏兵である。

 もともとローカルに準じるハンデ戦らしく、1番人気馬の成績は芳しくなかったが、この3年をあわせ、2000年以降「15連敗中」。内容は【0-1-2-12】。2着にがんばった馬もたった1頭しかいない。ただ、レースレベル自体は上がったことも関係し、2000年以降のトップハンデ馬はすべて57キロ以上を背負いつつ【3-3-4-11】。15年間で、57キロ以上馬が「10頭」も馬券に関係している。

 1600mになってまだ3年。傾向らしきものは少ないが・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す