休み明けも状態の良さは抜群

　小倉は騎手時代に最も長く滞在をした地。それだけに思い出や地元の方々との交流も多く、特別な場所。せっかくなので本音は昔のように競馬終わりに小倉の夜の街も楽しみたい気分ではありましたが、40歳、しかも1児の母ともなるとそうもいかないですね…アタリマエデスガ。

　夜の話はこれぐらいにしまして、先週の競馬を振り返りたいと思います。

　まずはアイビスSD。陣営が「これで負けたらしょうがない」と太鼓判を押すほどのデキの良さもあり、圧勝もありえるだろうなぁ〜と思っていましたが、それにしてもベルカントは強い内容でしたね。

　スタートからゴールまで1頭で走っているかのような雰囲気。もともとスピードのある馬ですし、右にモタレル面があるので外枠は絶好の条件ではありましたが、M.デムーロ騎手が終始リズムよく運び、最後は2馬身差。圧巻でした。

　そしてクイーンSは期待をしていたブランネージュは7着と大敗。勝ち負けは別として、正直なところ個人的にはもう少し前目で競馬をするのかな? と思っていただけに、想像とは違ったところも…。

　一方勝ち馬のメイショウスザンナは、松田騎手の好騎乗振りが光りましたね〜。最後に集中力をとっておいた点、3コーナーからの捌き方、そして4コーナーではレッドリヴェールに道を作ってもらう形と、全てにおいてパーフェックトな内容。重賞2勝目となった松田騎手の嬉しそうな表情も実に印象的でした。

　さぁ今週はレパードSが新潟競馬場で行われますが、中心格となるのは3頭だと思います。海外帰り2戦目となるゴールデンバローズと、レース振りの上手なクロスクリーガー、そして初ダートとなるダノンリバティ。

　3頭それぞれに魅力と不安要素が入り混じるだけに、どれを軸にするのか? 難しいところも…。コース的に抜群にあいそうなのはクロスクリーガーな気がする一方で、抜群の状態の良さとダート適性がありそうに思えるダノンリバティ。でも後ろからとなると新潟コースでは厳しく、その点を戸崎騎手がどう判断されるのか? ましてや2戦目のエリカ賞で気の悪さをみせた過去もあるだけに、慎重になる確率の方が高いようにも…。

　迷いましたが、体的にも走法的にもダノンリバティのダート替わりは魅力大ですし、状態も休む前とは随分違いグッドなので、ダノンリバティにします。

　それでは皆さん、当日は競馬場またはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。