マジェスティハーツ森騎手「悔しくて、申し訳なくて」

2015年08月20日(木) 19:00


 まず、ウオッカの娘・タニノアーバンシーの最新情報から。前走後も在厩で調整されてきましたが、今週放牧でることになりました。角居厩舎はゲート試験に合格したあとやレースに1回使ったあと、出すのがパターンですよね。タニノアーバンシーもその例にならうそうです。「前走で能力があるのはわかったので、今後にそなえて成長をうながします」(吉岡助手)とのことでした。今後に期待が膨らみますね!

 他の角居2歳勢のデビュー戦はエアワイバーンが戸崎騎手で9月6日の新潟・芝1800m、エルビッシュが川田騎手で9月12日の阪神・芝1400m牝馬限定戦を目標に調整されています。ただし、新馬戦の予定は馬の状態によって頻繁に変更されますので、その点はご承知ください。

 さて、先週の関屋記念。マジェスティハーツが惜しい惜しい2着でした!森一馬騎手とマジェスティハーツのコンビ、すごく息があっていますし好きなので応援しています。今度こそ、勝てるかな!?と期待を寄せていましたが…。残念。火曜日に厩舎にいた森一馬騎手に「悔しい!」と声をかけました。

「昨年の新潟大賞典でも待ってから追い出したのですが、抜け出したあとに外からユールシンギングに外から差されてしまいました。今回はあのときの反省を踏まえて、満を持してから追い出したんですが…。今度は前に1頭いました。もう、悔しくて申し訳なくて。メンバー中、上がり最速の脚を使ってくれましたし、収穫はありましたが…。勝つことができなくてすみませんでした」

 もう、森一馬騎手はほんとうにほんとうに悔しそうでした。

マジェスティハーツ

 競馬業界では1着以外は全部負け。勝てなかった2着はいちばん悔しい。という定説があります。マジェスティ陣営にとって、それが見事にあてはまったレースとなりました。

 次走は新潟記念を目標にしているそうなので、この悔しさが次に繋がるといいですね。引き続き、期待していますよ!

 今週は藤岡厩舎でV6を目指すビッグアーサーを取材。実にのんびりしている馬でした。そのおっとりさにびっくり。そして、藤岡厩舎に入ろうとしたとき、横切ったのはウインミレーユでした。なんか…以前に増して風格が出てきました!尻尾をぶりぶり振りながら、実に力強くオーラ全開で歩いてましたよ。何度か書いたことがありますが、走る馬ってただ歩いているだけでも目立つんですよね。キズナとか、遠目で見てもすぐわかります。

ビッグアーサー

 ウインミレーユはかなりオチビですが、そういった身体的特徴以外でも、雰囲気がすごく目立つんですよー!ちなみに食欲は相変わらず絶好調とのことで、まんまるなお腹はそのままでした。幼児体型な彼女ですが、気配は実にいいですよ。新潟2歳Sに向けて視界は良好です!

ウインミレーユ

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花岡貴子

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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