札幌記念には「とんでもない穴候補」が1頭!?

2015年08月21日(金) 18:01


◆GI馬も絶対勝ちきるわけではない

 今年の札幌記念にはGI馬2頭が参戦。人気もこの2頭だろう。札幌記念におけるGI馬はまずまずの頻度で馬券に絡むのだが、かといって絶対勝ちきるわけでもないという厄介な存在。2頭のどちらかを本命にする方も、アタマ付けだけでなく裏も可能な範囲で押さえたほうがよいかと思う。

 トーホウジャッカルは、一頓挫あったあとの宝塚記念がまずまずの内容。地力のある馬だが、今回はどの位置で競馬をするのかが問題。差しに構えるならやはり惜敗のリスクがある。また、この馬の人気の根拠である菊花賞は京都外回りでベストに近いレース内容。毎回あそこまで流れを味方にできるかは分からない。  ラキシスも位置取りがポイントだが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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