2015年09月25日(金) 12:00
本番さながらのメンバーとなったローズSは、夏場の札幌をはさんでの参戦となったタッチングスピーチが勝利。G1馬2頭は、先行そして最後方という両極端のレース内容となりました。
春先は体全体を使えていないイメージでしたが、夏以降は全身を使ってのバランスの良い走り。この2走は後ろからの競馬となっていますが、これまでをみる限り自在性もありそうですし、乗りやすさも。京都の内回り2000への対応もできそうなだけに、ここにきて一気に面白みがましてきました。
一方2着となったミッキークイーンは、浜中騎手がレース前に心配をしていたゲートで後手を踏んでしまう形に。次に向けても、いつもより1つ前目のポジションで競馬をしたいとも考えていただけに、本番に向けては不安を残す内容に。ただひと叩きされてからの方がピリッとするところを残していたのも事実ですし、最後は力を見せた走り。器用さにかけるという意味では心配ですが、力のいる阪神から京都になるのはプラス。となると大事なのは当日のケハイ。スタートを占う意味でも、その点が非常に重要なポイントとなりそうです。
一方4着と敗れはしたものの、桜花賞前のチューリップ賞を思い起させるような走りを見せたのがレッツゴードンキ。前半のペースを考えると4着というのは力あってこその結果ですし、背中・腰の疲れを残さないように配慮しての騎乗のようにも。この1戦でガス抜きができそうな気がしますし、京都の内回りコースを考えると魅力が増し、本番が楽しみになりました。
さて3日間開催の最終日に行われたセントライト記念は皐月賞3着馬のキタサンブラックでしたね。先行勢にむいたペースやコース形態もありましたが、開幕週とは違う馬場状態もよかったようにも思えました。
さて今週は菊花賞に向けた戦い神戸新聞杯。
陣営&騎手から聞こえてきた言葉は、「リアルスティールが強いよ」という声。追いきり後の上がり運動を見ていても、春よりも背中が使え、トモの状態がしっかりとした印象を受けました。
またデビューからの2戦、非常に高いポテンシャルを感じていたキロハナですが、さすがにブランク明けの距離延長、多頭数と課題は山積みで、期待しすぎるのは酷な気も…。となると馬券的な軸はリアルスティールとし、印はもう少しジックリ悩みます。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
細江純子「ホソジュンの幸せ馬房」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
枠順確定
神戸新聞杯
予想オッズ
神戸新聞杯の人気をチェック!
特集
神戸新聞杯を完全攻略!
コラム
リアルスティールの復帰Vなるか/神戸新聞杯
ニュース
マッサビエル、神戸新聞杯厩舎情報/美浦トレセンニュース
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。