2015年10月11日(日) 18:00
京都大賞典には、日本ダービー馬ワンアンドオンリーと、菊花賞2着のサウンズオブアースが出走する。また、東京10Rには、菊花賞3着のゴールドアクターが出走する。
現4歳世代は、皐月賞馬イスラボニータも、日本ダービー馬ワンアンドオンリーも、菊花賞馬トーホウジャッカルも、勝ったあとは期待ほどの成績を残しているとはいえず、これからの秋のG1シリーズで主役の1頭となってくれる可能性も現時点では高くない。新星が台頭してくれても、クラシックホースが不振だと、なんとなく満たされない物足りなさがある。
充実の4歳秋を迎えた、昨年のクラシックの主役たちの復活、巻き返しに期待したい。
こちらも菊花賞のあと2戦しただけ。日経賞4着、天皇賞・春9着では不満だが、着差は0秒3と、0秒7。中身自体は悪くない。少なくとも、菊花賞を(いかに時計の速い馬場だったとはいえ)、3分01秒1で乗り切ったのはフロックではなかった。菊花賞のあと、放牧をはさんで決してムリせず、使う予定だった今春の目黒記念も、体調万全とはいえないと判断すると、すぐ回避して再び放牧へ。
遅咲きタイプなのだろう、この秋は春とは見違えるほど動きも、身体も良くなってきている。母の父デキシーランドバンド、母母父がセクレタリアト。あくまでイメージの問題だが、侮りがたい成長をみせてくれる期待がもてる。
全体に少し不振と思える4歳世代の奮起を促したいので、前出のゴールドアクターは京都大賞典とは関係ないが買う。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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