【3歳馬・丹下番付】桜花賞は意外な伏兵候補が?

2016年02月01日(月) 18:00

メジャーエンブレム

▼阪神JFは直線の二枚腰で後続を完封した“実戦横綱”メジャーエンブレム


 横綱メジャーエンブレムは、若かりし頃の白鵬のように、土俵に上がったライバルたちを、ポコポコと自身の力でなぎ倒してきた実戦横綱。オークスはともかく、少なくとも桜花賞までは大崩れは考えにくい。

 ひも解けばスタートは昨夏の6月。東京・芝1800mを、11秒4-11秒0-11秒4という快ラップで快走し、次走のアスター賞も時計こそ1分36秒5と平凡ながら、中山の急坂を11秒3-11秒3で軽々と登板。

 アルテミスSは、外目の15番枠も影響したか。前半59秒9というスローを我慢しきれず2着惜敗。伏兵デンコウアンジュの小手投げをくらってしまったが(笑)、内外離れていなかったら、また結果も違っていたかもしれない。11秒9-11秒1-11秒2という上がりラップも、負けて強しを思わせた。

 なんて、急いてしまったアルテミスSの敗戦を糧に、阪神JFはチップを被る調教も課し、2番枠からポンと好スタートを切り、テンの2F目が10秒9。誰かお先に行くならどうぞどうぞ。他馬の動きを見ながら二番手に控え、直線は二枚腰で2馬身差の完封。ラスト1Fは12秒6を要したものの、1分34秒5という時計は、ラップ形態こそ異なるものの、次週の朝日杯FSに0秒1遅いだけ。牝馬限定のマイル路線を歩めば、普通に桜花賞ロードも安泰だろう。

 阪神JFの2馬身差は、決定的な現状での力差。2着のウインファビラスも、3着のブランボヌールやペプチドサプルなどの阪神JF組は、アルテミスSのデンコウアンジュのように、メジャーエンブレムの何かしらの油断みたいなものに恵まれない限り、逆転は厳しいように思う。

 となると、対抗横綱はメジャーとの対戦がない、瑕疵の少ないキャリアの浅い新勢力ということになるが・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

netkeiba特派員

有名予想家・ライターによるGIスペシャルコラムや、有力馬密着レポート、1週前からの調教レポートなど、GIレースの攻略情報をどこよりも詳しく、より濃密にお届けします。公開はプレミアムサービス限定となります。

関連情報

新着コラム

コラムを探す