【今月の喜怒哀楽】『リアルスティールでの安田記念 言い訳のできない舞台』

2016年05月31日(火) 18:01

祐言実行

▲ドバイで乗れなかった悔しさ、手綱が戻ってきたことへの心境… 大事な一戦を前に本音を語ります

矢作調教師からの直々の依頼に即答

 ドバイターフに勝利し、GI馬となったリアルスティール。自分はその背にいることはできなかったが、帰国後しばらくして矢作先生から電話があり、「安田記念を使おうと思う。俺は祐一に乗ってほしいと思っているんだけど、どうだろう」と、直々に依頼を受けた。

「はい。お願いします」と即答すると、先生いわく、「断られる可能性もあると思ってた」とのこと。その時点で依頼を受けていた馬はいなかったし、何より十分に勝てるチャンスのある馬。断る理由なんて、自分には何ひとつなかった。・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

祐言実行とは

2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

福永祐一

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

関連情報

新着コラム

コラムを探す