キンシャサノキセキの現役時代は規格外の走り

2016年07月22日(金) 19:00


◆身体能力が一枚抜けていて、体力の完成も早かった

 2、3歳限定の芝1200m重賞は、函館2歳Sと小倉2歳Sのみ。2、3歳限定重賞の中距離重賞が乱立しているのに比べ、1200m重賞はあまりにも薄すぎます。

 そんな隙間重賞ともいえる芝1200m重賞だからこそ、血統傾向は明確に出ます(メジャーすぎる重賞は傾向がメジャーすぎるので)。

 芝1200mの2、3歳限定の500万条件以上のクラスは、ストームキャットをはじめとするストームバード系、フレンチデピュティのヴァイスリージェント系。そしてスペシャリストのサクラバクシンオーの血が圧倒的に強い条件。

 昨年の函館2歳Sは、差し馬場も手伝い、とうとうディープ産駒が優勝しました。が、母父はサクラバクシンオー。しっかりとスペシャリストの血を持っていました。

 そして、上記のスペシャリスト血統を凌ぐ勢いで、勢力を拡大しているのがキンシャサノキセキ・・・

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亀谷敬正

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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