完全なスピード能力の時計勝負/アイビスサマーダッシュ

2016年07月30日(土) 18:00


サクラバクシンオーが直線1000mに与える影響

 人気の5歳牝馬ベルカント(父サクラバクシンオー)には、大きな強みがある。

 まず、昨年は新潟の直線1000mに挑戦したのは初めてだった。初コンビとなったM.デムーロが騎乗し、好スタートから「12秒1-10秒0-10秒4-10秒1-11秒5」=54秒1。ムキになって飛ばすこともなく、緩急(強弱)のバランス抜群。いきなり直線1000mの理想のモデルパターンのような中身で、カルストンライトオの日本レコード「53秒7」と0秒4差だった。今年はそのデムーロ騎手と2度目。一週前の追い切りで後半2ハロンを「23秒2-11秒6」でまとめるなど、追ってからパンチアップしている。54秒1の記録を短縮する可能性が高い。

 日本を代表する快速父系サクラバクシンオー(父サクラユタカオー)の、この直線1000mに与える影響は素晴らしく・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す