“どうしてもこの馬に乗りたい”ときの口説き文句

2016年10月18日(火) 18:00

小牧太

今回は“騎乗馬の確保”と“サウナ”について

『太論』には、毎週本当にバラエティに富んだ質問が数多く寄せられますが、今回はそのなかから、“騎乗馬の確保”と“サウナ”にまつわる質問をピックアップ。「次も乗りたい!」と思った馬について、はたして小牧騎手はどういう行動に出るのか──。システムの限界とベテランならではの悟りを語ります。(取材・文/不破由妃子)


調教師さんが怒っていると聞けば、自分で謝りに行くよ

──今回もバラエティに富んだ質問がたくさん届いています。まずは、騎乗馬の確保にまつわるこんな質問から。「騎乗馬で、どうしてもこの馬は乗りたいというときの対応や行動、口説き文句などを教えてください。『あのときはどうしても乗せてほしかったからあんなことしたなぁ』とか『○○ジョッキーはあんなことしてたなぁ』などのお話も聞けたら嬉しいです」というものです。

小牧 ん〜、中央ではエージェントがあいだに入ってるからねぇ。僕自身が執着したところで、どうにもならんこともある。今は人と人のつながりというより、本当に結果次第やもんね。ほかのジョッキーがどうしているかはわからんなぁ。

──では、「この馬はどうしても次も乗りたい!」と思っても、ご自分では行動は起こされないと。

小牧 そうやね。ただ、調教師さんに『またお願いします』とはいつも言うよ。あと、また乗りたいと思った馬は、エージェントにはその気持ちをちゃんと伝える。で、「もう一度乗りたいですって、調教師さんに伝えておいて」って。あとは・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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