マイルCS&ジャパンC回顧「応援してくれた人には本当に申し訳ない」

2016年11月29日(火) 18:01

小牧太

今回はここ2週のGI回顧と裁決について…です

今回は、ここ2週のGI回顧です。一発を狙った小牧騎手でしたが、マイルCSのダコールは14着、ジャパンCのヒットザターゲットは15着と、どちらも残念な結果に。改めてそれぞれのレースを振り返りつつ、敗因を語ってくれました。また、マイルCSでは、ゴール前で大きな不利も。現行の裁決ルールについては、小牧騎手も思うところがあるようで…。

(取材・文/不破由妃子)


裁決のルールは、もうちょっと考えてもらいたいね

──遠征でお疲れのところスミマセン。今日はジャパンCとマイルCSの回顧を伺おうかと思っていまして。

小牧 大丈夫、疲れてないよ。ジャパンCのあとは、いつも寄ってるオイスターバーに行って、カキをしこたま食べて帰りましたわ。

──そうでしたか(笑)。レースは残念な結果ではありましたが…。

小牧 そうやねぇ。でも、今回はもうしょうがないね。

──枠順がまた7枠13番と外枠で。なかなか希望の枠が当たりませんね。

小牧 うん。でもまぁ、確かに枠順もあるけど、ジャパンCは完全に前の流れになってしまったからね。内は取るには取れたけど、外枠からだとどうしても後ろに下げなアカンし、かといって、押していったところで進んでいく馬じゃないからね。着順が着順やから、どう見てもうまいこと乗ったとは言われへん。

──ヒットザターゲットは、相変わらず落ち着いていましたね。パドックでも一番ゆったり歩いていたし、貫録すら感じました。

小牧 馬はすごく調子が良かったよ。パドックでも落ち着いているというか、大人しいというか、もともとあの馬は周りをまったく気にせんからね。道中の手応えも良かった。ただ・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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