モンズーンをどう判断するか

2016年12月09日(金) 19:00


◆日本の芝重賞では「スピードに相当のハンディがある血統」

 今年の阪神JFにはソウルスターリングが出走予定。おそらく1、2人気に支持されるのでしょう。

 連勝中であることに加え、ルメール騎手。名門藤沢厩舎。血統も世界的に話題のフランケル産駒。母もフランスのG1でルメール騎手が乗り3連勝など、字面のG1はたくさん勝っている馬。人気になって当然のスケールの馬でしょう。

 しかし、日本への「適性面」に関しては、母父モンズーンが気になっています。モンズーンの血を持つ馬はJRAの芝重賞にのべ33回出走。優勝は一度もなく、連対したのは2頭のみ。

 父ディープインパクトであっても、母系にモンズーンを持つ馬は7回出走して一度も馬券になっていません。

 5人気以内の上位人気に支持されたケースも12回ありましたが、連対はゼロ。受けて立つ立場でのスピード勝負は苦手としています。日本の芝重賞では「スピードに相当のハンディがある血統」ではあります。

 ただし・・・

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亀谷敬正

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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