快調教をこなし急激に良くなっていたライジングリーズン/フェアリーS

2017年01月09日(月) 18:00


フェアリーSの不名誉な歴史に終止符を打つくらいの活躍を

 外の15番枠が嫌われたことも重なり10番人気にとどまったライジングリーズン(父ブラックタイド)が、中団の外から鋭く伸びて快勝。3戦【2-0-0-1】となった。

 これで1月の中山に移った2009年からのフェアリーSは、各年の馬券に関係した一番人気薄の馬を並べると、「10、11、7、14、10、10、11、10、10」番人気の伏兵が快走したことになった。まるで10(11)番人気馬のためのレースである。

 桜花賞につづく路線のマイル重賞ではあっても、トップクラスの期待を受ける馬が出走した12月の「阪神JF」からわずか1ヶ月後。まして、劣勢のつづく関東所属馬が中心のレースとあって、桜花賞との結びつきは希薄なことで知られる。

 2009年のフェアリーSを勝ったジェルミナル(父アグネスタキオン)が・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す