AJC杯は高齢馬に注意

2017年01月17日(火) 12:00


穴を出しているのはベテラン

 重賞予想の際に私がよく出すデータのひとつに、年齢別成績というものがある。一般的には若い世代のほうが好成績となることが多く、たとえばいまの時期の古馬重賞だと4歳や5歳馬が強く、6歳、7歳となるにしたがって成績がいまひとつ、ということが多い。

 JRAの場合、いったんオープンに定着した馬はそうそう簡単に抹消しないので、高齢サイド「近況成績は悪いが頑張っている」というタイプが滞留しやすい。もちろん加齢による衰えもあるので、「若いほうが強い」というのはたいていの重賞に共通した傾向である。問題はその程度と、回収率を伴っているかどうかだ。

 しかしAJC杯は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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