一番計算が立つ有馬記念組が不在のAJC杯

2017年01月20日(金) 18:00


◆GIIIから来た馬は前走の内容が問われる

 AJC杯はなぜか1番人気の成績がさほどでもない一方、格上タイプは強いレース。有馬記念組がいれば一番計算が立つが、今年は不在。反対に中山金杯のようなGIIIから来た馬は前走の内容が問われる。前走着順は良いにこしたことはないし、せめて前走上位人気であるほうが、ここでも買いやすい。

 ゼーヴィントは福島記念1番人気2着なので、その資格は満たしていると言える。同じコースのセントライト記念でディーマジェスティのクビ差2着しているし、買いやすい人気馬だ。問題はどの位置で競馬をするか。セントライト記念のような形になれば崩れないと思うが、初手が後ろだと、先行タイプの強いこのレースだけに多少リスクは出てくる。  リアファルは金鯱賞3番人気5着からの参戦。金鯱賞組は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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