匂いフェチ、アドマイヤミヤビ

2017年02月09日(木) 19:00


 またまた寒さが戻ってきましたね。今日も栗東ではチラチラと雪が降っていました。そして、今週末も雪予報。とくに小倉はやばいですね…。無事、開催できることをただただ祈ります。

 季節柄、仕方ないこととはいえ競馬はできるかぎり良馬場で見たい。先週のきさらぎ賞でのサトノアーサーの走りを見て、改めてそう思いました。道中、ノメっていて力を出し切れなかったアーサー。それでもよく2着へ詰め寄ってきました。

「トビのきれいな馬ですからね。それでも、よく頑張ってくれました。レース後も極端なダメージはなかったです」と担当の田重田助手。すでに7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。ひと息入れたあと、またきっと巻き返してくれることでしょう。次はぜひ、良馬場で。楽しみにしています。

 エルフィンSを勝ったサロニカ、こちらは無事勝ち上がって何よりでした。

「一戦ごとに与えられた課題をクリアしてくれています。余裕をもったローテーションで桜花賞へむかえるのはプラスです」と辻野助手。こちらもNFしがらきへ放牧にいきました。馬体にはまだ成長の余地はあるそうですし、しっかりカイバも食べてくれています。

「まだ子供っぽい体つきをしていて、筋肉がつききっていない印象なんです」(辻野助手)

 暖かくなったころ、思い描いたとおりしっかりした体に成長してくれますように。

 今週末の重賞は友道厩舎から目が離せませんね。

 まずは、京都記念のマカヒキ、すごく順調に仕上がっています。

「ほんと、いいですね。順調です」と目を細める大江助手。本当にケチをつけるところがない、といった印象です。何度も書きますが、本当に気持ちがどっしりしている。この安定感は、すごい。

 そして、クイーンCのアドマイヤミヤビ。以前より少し大きくなった印象を受けますね。すごく落ち着いた馬なんですが、レースになると一気に気持ちがONになる。気持ちの切り替えがうまくて、本当に頼もしいです。

 普段はどのくらい大人しいかというと…。写真見れますか?このくらい近づいても全然平気なんですよ。というか、ミヤビが勝手に近づいてくる(笑)。

「匂いをかぐのが大好きなんだよ」と担当の島厩務員。

 そう、わたしの何をかいでいるのかしらないけれど、クンクンと顔を摺り寄せてくるんですよ(笑)。わたしのことを嗅いでいるのか、それともわたしについている他の馬を触ってきたあとの残り香を味わっているのか。。とにかく、かなりの匂いフェチですね。そして、警戒心をまったく見せない人なつっこさも魅力です。

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花岡貴子

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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