G2の格付け以上に春シーズンの重要な1800m戦/中山記念

2017年02月25日(土) 18:00


◆ビッグレース前のひと叩きのレースではない

 もう良く知られるように、中山の1800mこそベストのスペシャリストの時代ではなくなりつつある。ヴィクトワールピサ、ジャスタウェイ、ドゥラメンテ、リアルスティールなどの歩んだ「中山記念→ドバイシリーズ」路線の重要なステップレースに変化している。と同時に、今年からG1に昇格した「大阪杯」の最重要な前哨戦にもなり、さらには香港のクイーンエリザベス二世Cを展望する馬にも、日程の合うステップレースでもある。

 前哨戦だからといって、ビッグレース前のひと叩きのレースでもない。結果を出さなければ、次の目標に進めない危険もある。長い歴史を持つ伝統の中山記念は、距離体系の変化と、もともと芝のこの距離にはG1レースが組まれていないことも関係し、中距離型にとってはG2の格付け以上に・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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