日本伝統の名門牝系に新しい未来を開きたい/中山牝馬S

2017年03月11日(土) 18:00


◆4歳になって急激に馬体良化

 昨秋の「紫苑S」で、今回も対戦するビッシュに1秒0もちぎられた時点では、上級クラス突破は難しそうに映ったフロンテアクイーン(父メイショウサムソン)を狙いたい。

 4歳になって急激に馬体良化。線の細さが消えてきた。それまでちょっとジリ脚と見えたが、スローの東京1800mで仕掛けを待って追い出すと、一気に馬群をすり抜けて上がり「33秒2-推定1ハロン11秒1」の切れ味を爆発させたから驚いた。

 メイショウサムソン産駒は、パワーとスタミナで押す力強い男馬に活躍馬が多く出ると考えていたが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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