古馬になってぐんぐん良くなってきたセイウンコウセイ/高松宮記念

2017年03月27日(月) 18:00


◆これからのスケールアップに期待していいだろう

 ここまで、1分07秒6で勝ったレッドファルクスから11着馬まですべて微差の「アタマ、クビ、クビ、ハナ、アタマ…」だった前年秋のスプリンターズSが象徴するように、現在の短距離路線の勢力図はほとんど横一線の状態だった。  渋った馬場が味方したことはたしかだが、楽々と抜け出し、2着レッツゴードンキにこの距離では明確な着差に相当する1馬身4分の1。以下の伏兵陣には決定的な差をつけて完勝したセイウンコウセイ(父アドマイヤムーン)は、まだまだこれからの4歳馬。昨年の秋にオープン入りして以降これで「1着、2着、1着」。馬体重が500キロに達すると同時に、発達した筋肉がひときわ目立つ素晴らしい身体に成長している。1400m級までは不安なしと思えるが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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