ファンへの“神対応”ならぬ“迷対応”!?

2017年03月28日(火) 18:00

小牧太

今回も、質問や報告、さらに目撃情報に至るまで、たくさんのメールが! その際の秘話を語ってくれました…

今回も、質問や報告、さらに目撃情報に至るまで、たくさんのメールが届いています。「敵わないなと思うジョッキーは?」との質問には、「次元が違う」としてアノ外国人ジョッキーの名が。また、最近よくファンに声を掛けられるという小牧騎手。その際の“神対応”ならぬ“迷対応”秘話を語ってくれました。

(取材・文/不破由妃子)


初めて「コイツには敵わん」と思ったのは…

──今回も質問がたくさんきています。まずは「ジョッキーはみなさん自信を持って乗ってらっしゃると思いますが、日本人騎手、外国人騎手を問わず、百戦錬磨の小牧騎手でも敵わないなと思うジョッキーはいますか?」という質問です。

小牧 ああ、ルメールは巧いね。彼は本当に巧い。この前、安藤(勝己)さんとも「アイツには敵わん」ていうことで意見が一致したわ。同じジョッキーから見ても巧い。巧すぎや。

──小牧さんがそこまでおっしゃるのは珍しいですね。

小牧 そう? 昔から思ってたで。彼はちょっと次元が違う。抑え方からして何か違うもんね。昔、コスモバルクに乗ったことがあったでしょう(2004年ジャパンC2着)。あんなに難しい馬を簡単に抑え切ってたもんね。その頃から巧いなぁと思って見てたよ。

──そうだったんですね。直線でいうと、どんなに激しく追っていても軸がブレませんよね。

小牧 うん、それもある。あえて口には出さなくても、ほとんどのジョッキーが「自分が一番巧い」と思って乗っているはず。僕もそうやし、むしろそういう気持ちがなければ続けていけへん仕事やからね。そんななかでも・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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