2017年04月07日(金) 18:00
◆トップクラスの登場する好カード
昨年から1600mに距離変更され、3歳馬の「桜花賞」の前日の古馬牝馬のマイル戦。
ノーザンFの生産馬で、オーナーは金子真人H、角居厩舎所属馬。ふつうはもっと早く、遅くとも前回の中山牝馬Sの5着(0秒2差)で引退し、繁殖入りするところだが、長い休養があって、7歳とはいえまだ22戦【3-5-1-13】だけ。宝塚記念2着、ジャパンC2着などの能力にまだまだ陰りなしと判断され、ここに出走してきた。
鋭さ満点、ひところより力強く450キロ台になって坂路を駆け上がってくる動きは、とても7歳の牝馬とは思えなかった。この馬が力強く動きすぎたから、というわけではないが、併せた3歳馬サロニカは、すでに出走が確定していた「桜花賞」を脚元に疲れが出て出走取り消しになってしまった。
追い込み一手とあって、4歳時のヴィクトリアマイルで0秒4差の1分32秒7はあるが、いま、そういう時計を求められてはつらい。しかし、1分33秒台後半から1分34秒前後なら大丈夫。55.5キロのハンデだった前回の中山牝馬での上がりは33秒7。上位5着以内の争覇圏に突っ込んだ馬の中ではもっとも鋭かった。
今度は、別定の54キロ。スランプだった4歳時の宝塚記念で5着だった成績を別にすると、【2-3-0-0】の地元の阪神コース。テン乗りになる藤岡康太騎手(28)は、思い切り良く乗れるこういう馬向きのはずである。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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