なにやらいつもの年とは異なるムードが高まっている/オークス

2017年05月20日(土) 18:00


◆ハービンジャー産駒の真価と思える

 近年は波乱の少ないG1に変わっているが、今年はレベルは別にして、人気馬にもろい馬が多い。また、例年なら複数の有力馬を送り込む種牡馬キングカメハメハの産駒が0頭。最近5年間連続して連対馬を送り、この5年間【3-3-3-8】のディープインパクト産駒が、伏兵2頭だけの陣容にとどまる。

 代わって、ハーツクライ産駒が「6頭」。この世代が3世代目になるハービンジャー産駒が「4頭」も出走する。今春の牝馬が関係する重賞の波乱連続と重ね合わせると、なにやらいつもの年とは異なるムードが高まっている。

 フローラSで侮りがたいレースを展開したモズカッチャン(父ハービンジャー)の台頭に注目したい。

 インの7〜8番手追走から、ジワジワ進出すると、坂を上がったあたりで3着入線がある脚いろだった。陣営はオークス出走が見え、3着入線がほぼ確実になった残り200m標識で、「やった」というムードだったらしい。ところが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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