『レースで馬を作る』具体的に騎手は何をするの?

2017年05月23日(火) 18:01

小牧太

今回の『太論』はユーザーからの質問特集。盛りだくさんでお届けします!

今回もユーザーからの質問特集です。小牧騎手曰く、「レースを通して自分で作ってきた馬」というシャイニングボルトですが、具体的にどんなことを教えてきたのか、また、今後の見通しは!? 弟・毅さんとの旅行の話題から、レースとレースのあいだの過ごし方まで、今回の『太論』も盛りだくさんでお届けします!

(取材・文/不破由妃子)


シャイニングボルトは大事に乗っていきたい1頭

──今回も質問がたくさん届いています。まずはシャイニングボルトについての質問です。『シャイニングボルトは「レースを通して自分で作った馬」とおっしゃっていましたが、“馬を作る”とは、具体的にどんなことを教えてきたのですか? また、500万初戦はハイペースに巻き込まれて6着でしたが、レース後「すぐにチャンスはある」とコメントされていました。負けてもすぐにチャンスがあると思えるのは、どんな敗因のときでしょうか』。

小牧 教えたのは、前に行くこととかスタートとか。あとは、どんなレースでもできるように、砂を被せてみたりとかね。

──初戦はちょっと揉まれるシーンがあり、砂を被りつつも、最後の最後にきましたものね。

小牧 そうそう、だからこれは走るなと思って。で、次走はスタートを決めて、今度は砂を被らないように乗っていったら、2着に頑張ってくれて。3戦目では、順当に強い勝ち方をしてくれたからね。

──前走の昇級戦(4月8日・阪神5R・3歳500万下)は、結果的に息の入らない厳しい展開になり6着。展開を考えれば、最後はよく踏ん張ったなと。

小牧 そうやね。ただ、前走は・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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