▲アルアインで一冠目の皐月賞を制した池江調教師(左)、厩舎2度目のダービー制覇なるか(撮影：下野雄規)

皐月賞1、2着馬のアルアインとペルシアンナイトに加え、ダービー1本に狙いを定めてきたサトノアーサーという、強力な3頭を送り込む池江泰寿厩舎。厩舎の現場を束ねる兼武助手を直撃し、「ローテ」「成長」「フレッシュさ」「コース」「性格」「強み」の6項目から各馬の魅力を徹底検証します。さらに！ ダービーは残念ながら賞金除外で、前日の白百合Sに出走するサトノクロニクルについての情報も。 (取材：馬サブロー安里真一)

アルアイン『目を見張るような成長』

▲皐月賞優勝時(撮影：下野雄規)

9番人気という評価を覆し、堂々のレースレコードで皐月賞を勝利。二冠の資格があるのはこの一頭だけ！

【1】ここまでの戦績と評価

新馬戦ではもたつくところがありましたが、ガラッと変わってきましたね。毎日杯では終始プレッシャーをかけられる厳しい流れでしたが、押し切りましたからね。皐月賞も馬場に脚を取られて勝負どころで置かれましたが、やる気を失わずに、最後も根性を見せてくれました。

【2】春の成長度合

目を見張るような成長を見せてくれています。骨もしっかりして、重厚感を増しています。

【3】現在のフレッシュさ

元気いっぱい。心肺機能がすごいんでしょう。普通は疲れた様子を見せるものですが、皐月賞のあともケロッとしていたぐらいですから。

【4】東京2400mの適性

自在性があってレースのしやすいタイプ。心肺機能もかなり高く、距離の心配はしていないです。

【5】性格

少しとぼけたようなところはありますが(笑)・・・